【体験談】営業職の私が独学で未経験から在宅ワークを目指した話|5年遠回りしたから分かったこと
小野 達哉【筆者プロフィール】
元不登校児/経営者
元鉄鋼メーカー営業→入社1年で鬱診断される
自身の経験から1,000名以上のキャリア相談を受ける
新卒の会社に入社した1年後、私は「鬱(うつ)」と診断をされました。
就職してから寝る間を惜しんで毎日走り回っていた矢先のことです。
満員電車で1時間掛けて出社
意味のない朝礼
お客様先へ出向いての打合せ
定期的な接待
社内の飲み会
23時に1時間掛け帰宅
正直限界だったんだと思います。
1日のやっていることはそこまで大したことではない。
でも、それを毎日毎日繰り返すことで、いつの間にか。。
そこで私は、意を決して退職する決意をしました。
そして考えた末、理想の人生に近づけるために、「在宅ワーク」で働ける状態を作りたい。
そう思うようになりました。
ただ在宅ワークに興味を持ったは良いものの、当時の私は最初何から始めればよいのか、どのような行動をする必要があるのか、まったくわかりませんでした。
もともとは鉄鋼業界の営業職。
エンジニアでも、デザイナーでも、動画編集者でもありません。
この記事では、私が在宅ワーク未経験の状態から独学で完全在宅に至るまでの経験談をお話しします。
- 在宅ワークに必要なスキルが何なのか。
- 自分の営業経験をどう活かせばよいのか。
- どんな企業ならフルリモートで働けるのか。
- 企業に対して、自分をどう売り込めばよいのか。
正直、遠回りもたくさんしました。
結果として、完全に在宅中心の働き方になるまで約5年ほどかかっています。
「この方向で本当に合っているのか」と不安になることもありましたし、思うように進まず、悔しい思いをしたこともあります。
それでも、在宅で働けるようになり、東京から福岡へ移住し、家族との時間を大切にしながら仕事ができるようになったとき、働き方が変わることで人生の選択肢が広がることを心から実感しています。
オンラインスクールを使わず、独学で在宅ワークを目指した
私が在宅ワークを目指し始めたころ、最初に悩んだことは、
「どうすれば在宅で働けるようになれるの?」
ということでした。
当時の私は、鉄鋼業界で営業職として働いていました。
お客様先に訪問し、商談を行い、見積を作り、社内外の調整をしながら仕事を進める。
いわゆる一般的な営業職です。
その働き方は、在宅ワークとはかなりかけ離れていました。
在宅ワークというと、プログラミングができる人、Webデザインができる人、動画編集ができる人など、専門スキルを持った人が選べる働き方という印象が強かったからです。
そのため、最初は「自分のような営業職でも在宅ワークはできるのだろうか」と思っていました。
今まで積み上げてきた営業経験は、在宅ワークでは使えないのではないか。
在宅で働くには、まったく別の職種に変わらなければいけないのではないか。
ゼロから専門スキルを学び直さないと無理なのではないか。
そんな不安がありました。
そして、自分がプログラミングやデザインをしている未来も想像ができないため
スクールで学んで新しいキャリアを積むという選択も取れませんでした。
ただ一方で、外回り営業の仕事にも、在宅で活かせる要素はあるはずだとも感じていました。
顧客の課題を聞く力。
相手に合わせて提案する力。
資料を作る力。
社内外を調整する力。
仕事を前に進める力。
これらは、オンラインでの仕事ができる状態になったとしても必ず役に立つはず。
そう考えながら、自身の今後のキャリアプランについて深く考えることになるのです。
オンラインスクールの多くは、自分のキャリアプランとかけ離れていた
在宅ワークについて調べていく中で、キャリアスクールの情報もたくさん見ました。
ただ、当時私が目にした在宅ワーク系の学びは、エンジニア、Webデザイン、動画編集などが中心でした。
また、動画視聴し放題形式のものもありました。
もちろん、それらのスキルやスクールを否定しているわけではありません。
エンジニアを目指したい人。
デザイナーになりたい人。
動画編集を仕事にしたい人。
そういった人にとっては、明確なスキルが身につく学習環境はとても有効だと思います。
ただ、当時の私にとっては、少し距離を感じる内容でもありました。
私は、これまでの営業経験や企画の経験をすべて捨てて、まったく別の職種に移りたいわけではありませんでした。
むしろ、自分がこれまでやってきたお客様対応、資料作成、業務調整といった営業・企画経験を活かしながら、在宅でも働ける形を作り出したいと思っていたのです。
でも、その道筋がなかなか見つかりませんでした。
調べても、出てくる情報は「プログラミングを学びましょう」「デザインを学びましょう」「動画編集を学びましょう」というものばかり。
一方で、「営業や企画、事務、CSなどの経験を活かして、どう在宅ワークキャリアを実現するか?」という情報は本当に少なかったように感じます。
学びの選択肢はいくつもある。
でも、自分のキャリアプランにぴったり合うものが見つからない。
この感覚は、当時かなりもどかしかったことを記憶しています。
営業・企画職の経験を軸にフルリモートを目指した
試行錯誤を重ねた結果、やはりまったく別の職種に変わるのではなく、自分の営業・企画職としての経験を軸に、フルリモートで働ける道を探すことにしました。
具体的には、自分が何を提供できるのかを考え直しました。
単に「営業ができます」では弱い。
在宅で働くなら、「オンラインでも成果を出せる理由」を伝える必要があります。
たとえば、
- オンライン商談でも顧客の課題を整理できる
- オンライン完結で提案資料を作成、提案、クロージングができる
- 顧客や社内のやり取りをテキストで正確に進められる
- タスクや進捗を見える形で管理できる
- 企画や提案を資料に落とし込める
こうしたことを、自分の強みとして言語化していきました。
足りないスキルは、独学で勉強を重ねました。
そして、フルリモートや在宅勤務が可能な企業を探し、自分の経験をどう活かせるかを伝えていきました。
ただ、これも簡単なものではありません。
営業職でフルリモートという働き方は、今ほど一般的ではありませんでした。
企業側から見ても、「営業は出社や訪問が必要なのではないか」という先入観があるのです。
断られることがだいたい95%程度でした。
「やっぱり営業職で在宅ワークは難しいのかもしれない」と何度も思いました。
それでも、諦めずに、自分が在宅でもどのように成果を出せるのかを面接で伝え続けました。
初めて「それなら試しに任せてもいいかも」と言ってもらえたときは、本当に嬉しかったです。
大きな成功というより、やっと小さな扉が開いたような感覚でした。
自分のこれまでの経験も、在宅ワークに活かせるのだと少しだけ確信できた瞬間でした。
独学で身につけたスキルと、遠回りしたポイント
振り返ると、在宅ワークに必要だったのは、特別な資格やスキルではありません。
もちろん、ITツールの使い方や業界知識は必要です。
ただ、それ以上に重要だったのは、オンラインで仕事を進めるための基本動作と信頼関係でした。
相手に伝わる文章を書く。
進捗を見える形で共有する。
資料で考えを整理する。
期限を守る。
わからないことを早めに相談する。
オンラインでも信頼される動き方をする。
こうした力が、在宅ワークではとても重要でした。
私が独学で身につけていったものは、主に次のようなものです。
- ITツールの使い方
- オンラインコミュニケーション
- 資料作成
- 提案力
- タスク管理、成果の見える化
- 報連相
- 顧客課題の整理
- 業務改善
- 自走力
- リモート環境での信頼獲得
一つひとつは、派手なスキルではありません。
でも、在宅ワークではこの地味な力がかなり重要になります。
なぜなら、在宅では近くに上司や同僚がいるわけではないからです。
表情や空気感で察してもらうこともできません。
自分から状況を共有し、相手に不安を与えないように進める必要があります。
ただ、私はそれを体系的に学べたわけではありません。
必要に迫られて調べる。
やってみる。
失敗する。
改善する。
また調べる。やってみる。
その繰り返しでした。
正直、かなり遠回りしたなという感覚があります。
何を学べばよいのか分からない。
どのスキルを優先すべきか分からない。
自分の外回りの営業経験をどう在宅向けに見せればよいのか分からない。
相談できる人もいない。
その状態で進めていたので、何度も立ち止まり、
気づけば5年が経っていました。
「もっと早くこの考え方を知っていれば」
「最初から順番に学べる場所があれば」
と思うことも多かったです。
ただ、できることが少しずつ増えていく感覚はありました。
オンラインでのやり取りがスムーズになる。
資料の質が上がる。
提案が通る。
求められた成果を生み出すことができる。
さらに次の在宅の仕事を任せてもらえる。
そうした小さな手応えが積み重なったことで、少しずつ自信に変わっていきました。
独学でも在宅ワークは目指せる。ただし、遠回りする可能性がある
独学で在宅ワークを目指すことは、不可能ではありません。
実際、私自身もスクールを使わずに、在宅中心の働き方へ移りました。
ただし、簡単だったかと聞かれると、まったくそんなことはありません。
何を学ぶべきか。
どの職種を目指すべきか。
今の経験をどう活かすべきか。
企業にどう自分を売り込むべきか。
在宅で信頼されるために何が必要か。
これらをすべて自分で考え、試し、失敗しながら進める必要がありました。
特に難しかったのは、在宅ワークに必要なスキルを「自分のキャリアに合わせて整理すること」です。
プログラミングを学ぶべきなのか。
デザインを学ぶべきなのか。
営業経験を伸ばすべきなのか。
ITツールを学ぶべきなのか。
資料作成を強化すべきなのか。
企画やPM的な力を磨くべきなのか。
選択肢が多いからこそ、迷いました。
そして、方向性を間違えたり、選択に悩むほど時間がかかります。
私の場合、完全に在宅中心の働き方になるまで約5年です。
その5年には、必要な時間もあったと思います。
ただ、今振り返ると、もっと短くできた部分もおおいにあったと思います。
もっと早く、自分に必要なスキルセットが分かっていれば。
もっと早く、営業や企画の経験を在宅向けに言語化できていれば。
もっと早く、オンラインで信頼される働き方を体系的に学べていれば。
そう思うことはあります。
ただ、その遠回りがあったからこそ、
今弊社で運営している在宅ワークスクール[みらいコーデ]に繋がったのだと感じています。
私自身が悩んだこと、迷ったこと、きつかったこと、タメになったこと。
それらを同じように在宅ワークを目指す人の支援に変えたいと思い、開発したサービスだからです。
スクールが向いている人もいる
私はスクールを使わずに在宅ワークを目指しましたが、スクールが不要だとは思っていません。
むしろ、目指す方向が明確な人にとって、スクールは有効な選択肢です。
たとえば、
- エンジニアになりたい
- Webデザイナーになりたい
- 動画編集を仕事にしたい
- 明確な専門スキルを身につけたい
という人にとっては、カリキュラムや講師、メンターがいる環境は大きな助けになると思います。
大切なのは、スクールかどうかではなく、自分が目指す働き方や職種に合った学びを選べているかです。
私の場合は、営業や企画の経験を活かして在宅ワークへ移りたいという思いがありました。
だからこそ、手に職をつける専門職向けの学習とは少し違う道を探す必要がありました。
ビジネス職で在宅ワークを目指すための支援サービスが少ない
私が紆余曲折しながら在宅ワークを実現してきた中で一番感じたのは、営業・事務・カスタマーサポート(CS)・企画などのビジネス職が、在宅ワークを目指すための学びの場所が少ないということでした。
在宅ワークというと、先述した通りどうしてもエンジニアやデザイナーのような専門職が目立ちます。
もちろん、それらの職種は在宅ワークと相性が良いためです。
でも実際には、営業対応、CS対応、資料作成、業務推進、プロジェクト進行管理、企画などなど、ビジネス職でも在宅でできる仕事は非常に多く溢れています。
問題は、その職種で在宅ワークをするために、何のスキルを身につけ、どのようにキャリアを積み、なんの仕事を進めればよいかが整理されていないことです。
営業や販売の経験がある人。
事務やバックオフィスの経験がある人。
CSやコールセンター経験がある人。
企画や調整業務をしてきた人。
その他多くのビジネス職の業務を担ってきた人。
そうした人たちにも、在宅ワークになれる可能性は十分あります。
でも、その可能性に気づけないまま、
「自分には特別なスキルがない」
「在宅ワークはエンジニアやデザイナーのもの」
と思ってしまうことが、本当に勿体ないと思っています。
私自身もそうでした。
だからこそ、営業や事務、CS、企画などの経験を、在宅ワークにつながる形に整理し、実務で通用する力へ変えていく支援ができるサービスを作ろうと思い立ちました。
未経験からビジネス職で在宅ワークを目指すサービス
みらいコーデは、私自身が遠回りした経験から生まれました。
営業・事務・CS・企画などのビジネス職で在宅ワークを目指したい人が、何を学べばよいのか迷わずに進めるようにしたい。
動画を見るだけではなく、実際に手を動かし、課題に取り組み、フィードバックを受けながら、仕事で使える力を身につけられる場所を作りたい。
そんな思いで、みらいコーデを立ち上げました。
在宅ワークに必要なのは、知識以上に実務力です。
こうした実務力こそ、在宅ワークでは大切になります。
そして、この力は、ただ動画を見るだけではなかなか身につきません。
実際にやってみる。
提出する。
フィードバックを受ける。
直す。
もう一度やる。
この繰り返しが必要です。
私自身、そこを独学で身につけるのに時間がかかりました。
だからこそ、同じように在宅ワークを目指す人には、必要以上に遠回りしてほしくないと思っています。
働き方が変わると、人生の選択肢は広がります。
私自身、在宅中心の働き方になったことで、東京から福岡へ移住し、家族との時間を持ちながら働くことができるようになりました。
これは、単に「家で仕事ができるようになった」という話ではありません。
・今後の人生どこで暮らすか。
・家族とどんな時間の使い方をするか。
・どんな働き方やライフスタイルを選ぶか。
そうした人生の選択肢が増えたということなのです。
みらいコーデは、営業・事務・企画・CSなどのビジネス職で、在宅ワークを目指す人のための実践型オンラインスクールです。
私が5年かけて遠回りした道を、少しでも分かりやすく、実務に近い形で進めるようにしたい。
1人でも多くの方が、みらいコーデを通じて自己実現できる生き方に近づけたらと願っています。
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